高槻市議会事務局
日 時 平成9年12月11日(木)午前10時 0分招集
会議時刻 午前10時 0分 開議
午前10時52分 散会
場 所 第3
委員会室
事 件
別紙審査日程のとおり
出席委員(10名)
委 員 長 新 家 末 吉君 副 委 員 長 福 岡 恭 雄君
委 員 角 芳 春君 委 員 林 啓 二君
委 員 生 田 靖 彦君 委 員 須 磨 章君
委 員 根 来 勝 利君 委 員 岡 本 嗣 郎君
委 員 久 保 隆 夫君 委 員 鳥 本 高 男君
理事者側出席者
助 役 奥 本 務君
市長公室長 溝 口 重 雄君
市長公室理事 森 健 一君
市長公室理事 日 笠 一 夫君
市長公室理事 幡 山 恒 夫君
企画調整室長 中 野 昭 三君
職員研修所長 藤 井 武君
総務部長 吉 村 務君
総務部次長 船 橋 喜久雄君
総務部参事 奥 山 弘 邇君
行政管理室長 田 村 忠 雄君
行政管理室参事 西 田 和 生君
総務部検査監 吉 田 嘉 治君
財務部長 西 谷 昌 昭君
財務部次長 吉 田 定 雄君 税務長 井 上 五 伸君
財務部参事 中 寺 義 弘君
人権推進部長 木 村 治 夫君
人権推進部理事 前 田 勝君
市民文化部長 井 出 正 夫君
収入役室長 松 村 満君 その他
関係職員
議会事務局出席職員
事務局次長兼
議事課長 大 平 庸 次
議事係長 山 田 清 好
〔午前10時 0分 開議〕
○(
新家委員長) ただいまから
総務委員会を開会いたします。
ただいまの
出席委員数は10名であります。
よって、
委員会は成立いたします。
これより議事に入ります。
まず、議案第81号
高槻市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例中一部改正についてを議題といたします。
補足説明があれば、これを求めます。
○(
溝口市長公室長) 特に
補足説明はございませんので、よろしくお願い申し上げます。
○(
新家委員長) 説明はないようです。
これより質疑に入ります。
○(
岡本嗣郎委員)
臓器移殖というのは、我々、今、地方自治体にかかわるもんとして非常に遠い存在だったんですが、こういう条例が提案されたのを機にお伺いしておきたいんですけれども、この条例は、これだけじゃなくて、国から含めてなんですが、
脳死判定しますね。
脳死判定されて、その時点で死の認定がありますから、治療を行ってもそれは
治療行為に当たらないというのが、今までの脳死というものがなかった時期でもそうなんですが、いわゆる死の判定があった後は
治療行為しても、それは
治療行為ではないということだったんです。これが、
脳死判定というのが
臓器移殖を前提として行われた場合には、その間、治療を行うけれども、それも
治療行為として認めるという、一つの
例外規定といいますか、
特別規定みたいになったんですが、脳死を判定した後の治療は、どこまでをこの治療だというふうに国の方は考えているのか。つまり、何かといえば、
脳死判定しますね。ほんで、
延命治療していくんですが、その
臓器移殖をやるという段階で、取り出す直前というのかな、までを治療とするのか。その辺は、どこまでを脳死と認めた後の治療として国は認めているのか。その辺が、
出発点はわかるんですが、最終点というのが、それがよくわからないので、その辺は、国の方はどう考えているのか、わかってたら教えていただきたい。
○(
溝口市長公室長) 臓器の移殖に関する法律の中で、第6条で、いわゆる臓器の摘出についての定義がございます。で、摘出された後、それらの
治療行為、今のご質問では、判定後の
治療行為の範囲といいますか、そういったことをお尋ねでございますけれども、この6条の2項で書かれておりますように、いわゆる脳死したものの身体というのは、その身体から
移殖手術に使用されるための臓器だ摘出されることとなるものであって、脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至ったと判定されたものの身体をいうということで、今のご質問のお答えにしたいと思います。
○(
岡本嗣郎委員) つまり、今の
出発点なんですね。これ、
公務災害ですから、一般的に言うたら、労災認定して、その
労災保険から
延命治療については
治療費が出てくると。次、その受ける人、つまり、臓器を摘出して、今度、臓器を移殖される方、そっちは当然その人の持っている保険で適用されるんだろうけど、それを、つまり労災の、いわゆるこの
公務災害の
治療費の支払いは、
出発点はわかるんですが、どこで打ち切るかという、つまり、臓器を取り出すためにメスを入れますね。その入れた段階でも
延命治療をせなあかんわけですね。そこのとこが、新しい患者側の負担になっているのか、いわゆる
労災保険のサイドなのか、このあたりですね。つまり、労災と
一般保険との──ですから、特に労災は、こういう一つの規定が加えられたと思うんですが、その辺は、何か聞いていらっしゃいますか。
○(
幡山市長公室理事) 今のご質問なんですけれども、今、
延命行為というのは、これは、当然、通常の
治療行為でありまして、この脳死を判定された方が、生前にこの臓器を提供するという形のものを文書ではっきりと意思表示されている場合であって、なおかつ、遺族がこれに全員同意したというときに、
脳死判定後に
摘出手術が行われます。この費用をこの労災で適用します。なお、この摘出された臓器のうち、第9条では、使用されなかった部分について、それの処理まで規定がありまして、そこまで労災で適用するということでござい まして、それ以後の被検体者以外の、今度受ける方の人、臓器を受ける方については、これには一切関係ないということでございますので、よろしくお願いします。
○(
岡本嗣郎委員) そしたら、この労災で認定された──
延命行為というのは、ちょっと言葉が僕も思い当たらないから、そう使ったんで、
治療行為が続いていて、つまり臓器を摘出したとこまでを労災のあれで見るということでいいですね。ほんなら結構です。
○(
新家委員長) 質疑は尽きたようです。
これにて質疑を終結いたします。
これより採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
新家委員長) 異議なしと認めます。
これより採決いたします。
議案第81号
高槻市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○(
新家委員長) 多数賛成と認めます。
よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第82号 高槻市職員の
退職手当に関する条例及び
一般職の職員の給与に関する条例中一部改正についてを議題といたします。
補足説明があれば、これを求めます。
○(
溝口市長公室長) 特に
補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。
○(
新家委員長) 説明はないようです。
これより質疑に入ります。
○(鳥本委員) 岡光前次官の問題というのは、我々の記憶に新しいわけですが、本条例の一部改正が仮にやられておったということになるならば、本市の今までの経過の中で、そういうものに──この条例がやられておったらという想定やからあれかもわかりませんが、そういった過去の事例があったのかどうかということをお聞きをしておきたい。
○(
溝口市長公室長) 非常に残念なことではございますけれども、40年代におきまして、いわゆる財産区財産をめぐっての管財課の事件、ご案内かと思いますけれども、ございました。あるいは、60年に入りまして、
収納課職員でのああいった不祥事がございました。そういったことが思い出されるわけでございますけれども、当時、こういった条例があったときに該当するのかどうかということでございますけれども、該当するのではないかなと、こういうふうに思っております。
○(鳥本委員) 条例というのは、こういう条例はできる限り適用されない方が望ましいわけでありまして、条例の一部改正もさることながら、そういった事態に至らない、日常的に研修その他いろいろ研さんをなさっておるわけでありますから、そういった問題について、さらに鋭意
取り組みを進めていただきたいということがありますし、また後ほど
協議会でこの人勧問題については、報告をされるということでありますので、この項目では関連になりますので、避けておきたいというぐあいに思います。
○(
新家委員長) 質疑は尽きたようです。
これにて質疑を終結いたします。
これより採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
新家委員長) 異議なしと認めます。
これより採決いたします。
議案第82号 高槻市職員の
退職手当に関する条例及び
一般職の職員の給与に関する条例中一部改正については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○(
新家委員長)
全員賛成と認めます。
よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第87号 平成9年度高槻市
一般会計補正予算(第2号)所管分についてを議題といたします。
歳入歳出補正予算、第2表
地方債補正、全般について。ページは、
別紙分割区分表のとおりであります。
補足説明があれば、これを求めます。
○(
西谷財務部長) 特に
補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。
○(
新家委員長) 説明はないようです。
これより質疑に入ります。
○(
岡本嗣郎委員)
議会費で、今回、
女性議会が開かれることによって役務費が提案されておりますが、これは、本年度、
女性政策という中で一つのイベントであり、一つの政策の執行だと思うんですが、今回、これ、行われて、こんで終わりというのでは余りにももったいないという気がするんですけれども、1月に具体的に
女性議会が展開されていくわけですけど、少なくとも、この
女性議員を公募し、前回、
一定事前の
委員会みたいなのが開かれたという段階において、
女性政策課そのものは、これをそのままこれはこれで置いておくのか、あるいはこれをてこに来年度以降、何か展開しようという気持ちがあるのか、まず、その辺の確認をお願いしたいと思います。
○(三
ツ邑女性政策課長) ご質問の
女性政策とのかかわりでございますけれども、2月に
開催予定の
女性議会本会議におきましては、
市政全般にわたってのご質問やご提言があろうかと存じます。それらの中に、女性の視点を踏まえて取り組むべき建設的なご意見、あるいはご提言等がございましたら、それにつきましては、
関係部局とも連携を図りながら検討していく必要もあろうかと考えております。
また、
女性議会に参加された方々につきましても、今後とも
女性政策の推進、あるいは
女性センターの
事業等に積極的にご意見もちょうだいしたいと考えております。
さらには、その
女性センターでは、
団体登録制度とか、
グループでご利用いただける
スペースもございますので、
女性センターを十分にご活用いただきますとともに、今後のご活躍も期待しているものでございます。
以上です。
○(
岡本嗣郎委員) 実際に開かれて、どういう議論がされていくか、まだ未知数なので、その中で、
女性政策の中で反映できたり使えたりするすものは使っていく、これはこれで当然出てくる発想なんですが、その前に、現段階で、ある意味で財産ができたという見方をしているんです。つまり、40人定員のとこに100人を超える女性の方が応募されているわけですね。そういうものをどういう財産として考えていくかと。つまり、単に人が集まったというこっちゃなくて、これは、こういう
人たちはそういうことに関心があって来た
人たちです。かつ、
応募状況を見てましても、必ずしも広報とか新聞を見て応募されたというだけでは決してない。つまり、なぜかといえば、それは見た人が口コミで広めていった結果というものもあるだろうと思う。そういう意味では、その
人たちの
ネットワークが我々の見えないとこにあって、それが動いたというとらえ方を僕はしているんですが、そういった
考え方からしますと、行政が今まで、利用と言ったらおかしいんですが、
女性政策に反映させ得なかった女の
人たちの
ネットワークというものがあるというふうに判断できるんではないかという気がするんですが、その辺についてのお考えはどうなんでしょう。
○(
新家委員長)
女性議会については、
議会提案として実施された問題ですから、その点をわきまえて答弁されないといけないと思います。
女性政策課長、ちょっと気をつけて答弁されるようにお願いいたします。
○(
井出市民文化部長)
女性議会というのは、今回、数多くの応募者の中で、40名という方々が選ばれたというようなことで、この
女性議会の目的というものにつきましても、一定明示された中で応募されてこられたということで、
一定行政につきましてのご意見、そういうものについて、いろいろ建設的に述べていこうというような一定の意気込みを持ってご参加されておるというように考えておるわけでございます。単に、女性の問題だけではなしに、市全般にかかわっての問題ということでのご質問、ご提言ということが、これから出てくるんではないかなというようには思っておりますが、女性問題という、そういう視点でとらま えますと、当然のことながら、現在、
女性プランがございますから、それとの
整合性も図りながら、建設的な、取り組むべきものについては、そこへオンをしながら取り組んでいくというような
考え方もいたしております。また、
ネットワークという部分につきましては、この40名の方々が今後どのように女性問題に取り組んでいただけるような、そういう
グループなり団体というような形での対応をされていくのかというような、そういう部分がございます。
女性政策を展開していく上におきましては、そういう方々、熱意を持った方々の
ネットワークというようなものが必要ではないかというように考えております。そういうふうなことにつきまして、可能な限り、側面的な形になりますけども、努力すべきものについては努力をしてまいりたいというように考えております。よろしくお願いします。
○(
岡本嗣郎委員) 最後、
委員長がおっしゃったように、議会が主催ですから、議会との交渉の結果、どう展開するかということは一つの筋として必要だと思いますから、これ以上聞いてもちょっと難しいだろう。今、意図的ではないにしても、40人とおっしゃったんだけど、実は100名超えとるわけですね。だから、そういう
人たちもいらっしゃるということで、ぜひその
人たちが、どういうセクションでかかわってこられるかは別としても、せっかく、こういう、かなり難航しましたけど、一つ行われたので、ぜひ来年度以降の展開の中で、議会と協議しながら、ぜひお願いしておきたいということで終わります。
○(
林委員) 1点だけ。
予算説明書の22ページ、
文化振興費について、お聞きしたいんですけども、今回、
備品購入ということで上がっておりまして、お聞きしますと、
多目的スタジオにかかわる備品かなんか、こういうお話ですけども、当初から予定されるような備品でもないかなというふうに感ずるんですけれども、その辺、
利用者、
利用頻度、また利用される側のいろんな要望等も今後出てくるかと思うんですけれども、その辺の経過と今後の
取り組みについて、どのような形で今後やられていくのか、ちょっとお伺いいたします。
○(
奥田文化振興室長) 今回、補正を上げさせていただいてますのは、
多目的ホールに置いてあります展示用の備品を現在倉庫にしまっております。
多目的ホールが、ダンスとか、エアロビクスとか、そういうものがたくさん利用されまして、着がえ室が今までなかったということで、その倉庫の部分に着がえ室を、たくさん要望をいただいてますので、そこに設置をしたいということで、今回、備品の提案をさせていただいております。
そして、
展示コーナーにつきましては、先日、
総務委員の皆様には説明をさせていただいておりますので、一応ここではご理解をいただいているものということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○(
林委員) 私は、
備品購入についてのことでお伺いしたんですけども、
展示コーナーについては、後ほどお聞きしたいと思うんですけども、その
備品購入、これから頻度の問題で、いろんな形でそういうような
利用者の希望だとかということで、
調理コーナーとか、
手芸コーナー、
陶芸コーナー等、いろいろ要求されると思うんですけども、その辺、利用される方の
サービス提供という面で
備品購入等、これから要望されると思うんですけども、その辺は、
サービスを提供する側ですので、積極的に働きかけていかなきゃいけないとは思いますけれども、できるだけ、そういう当初の予算の中で運営していただくような形でお願いしたいなと思うんです。
それと、今たまたま出ましたけれども、
交流センターの部分での当初の議論、オープン以前のいろんな議論がありまして、本当にあそこがそういう市民の
ニーズに合った
位置づけで、不特定多数の方が、
青少年広場だとか、また
女性センター等も含んだ、そういう一体の
センターとしての
位置づけという形でいろんな議論がありましたけれども、もともと
利用者のいろんな声がありまして、そういうギャラリー的な
コーナーを、
スペースを、ぜひ設置してほしいという話も、また市民からの要望もあったようにお聞きしております。我々も、 そういう話で、できるだけそういう
コーナーを設けていただきたいという話もされたかと思うんですけれども、7階の
交流広場ですか、例の議論のあった
シミュレーションゴルフの階ですけれども、それと同じ階に囲碁・
将棋コーナーを設置されて、今回、その部分を縮小されて、先日、
文化振興の
事業団の
協議会の折に報告をいただきましたけれども、あそこに
スペースを若干設けまして、そこに市民のギャラリー的な
展示ホールにしたいというお話がありましたけれども、当初からそういう話はあったわけでありまして、経過、1年半たった中での判断だと思いますけれども、その辺の市民からの声と、また運営する側の体制というか、その辺の
考え方をもう少し、今後も、例えば、じゃあ
青少年広場、また最上階の
多目的ホールですか、その辺の
考え方もいろいろと市民の声、要望があれば考えていくのかどうか、その辺、お伺いしたいと思います。
○(
井出市民文化部長) 1点目の、備品の関係につきましては、今回、
多目的スタジオの部分、それと、2つ目には、
軽音楽室の部分ということで、いずれにしましても、この部屋の部品の充実、補強というようなこと、あるいは
使用頻度の関係で、
軽音楽室の楽器といいますか、スピーカーとか、そういうものについての関係がございます。使用に当たっての支障を来さないように、備品で充実を図っていきたいというように考えておるところでございます。
それと、大きい2点目の、
総合市民交流センターの7階の
交流広場の件につきましては、
委員長と相談をさせていただいて、各
総務委員に
一定説明を申し上げ、ご理解をちょうだいいたしておるというように認識をいたしておるわけでございますが、ここの部分については、ご案内のように、
市民交流スペースと囲碁・
将棋スペースというようなことで、中心は囲碁・
将棋スペースに大きく利用をしていただいておるわけでございます。これについては、
委員会等におきましても、この7階の部分のさらなる
活性化というようなご指摘、ご意見をちょうだいいたしておるわけでございます。さらに、ここの部分の
活性化を図っていきたい、この7階の部分の
市民交流スペースの効率的な運用を図っていきたいと、そういうような視点に立ちまして、今回、
ギャラリー企画運営事業として
事業団の方で取り組んでもらおうと、こういうふうな
考え方をいたしておるわけでございます。既存の囲碁・
将棋スペース、こういう部分に支障を来さない、そういう若干圧縮をしながら、
市民交流スペース部分を主に活用して
活性化を図ろうと、こういう
考え方をいたしておるわけでございます。展示等の
スペースというものは、一般的に展示される場合については、ケヤキが現在ございますけども、かなりの競争率になっております。平均的に言いますと、5倍程度の競争率になっておるというようなことで、なかなか足らないというようなこともございます。仮設ではございますけども、この7階部分を、さらにこういう
市民ニーズにもこたえられるような対応を図っていこうというようなことで今回企画をいたしたところでございます。そういうことによりまして、従前、
関係団体、
文化団体等から、ここ、
ギャラリー設置をしてほしいというような
建設段階からのご意見があったことも事実でございます。1年間運営する中で、そういう
ニーズにこたえていける、そういう
スペースとして、ここを設定したということでございます。囲碁、将棋と競合しないような形で、どのようなものが対応できるのか、過去のそういう、今申し上げましたような、
文化団体等からの
ニーズ、あるいは
一般市民からの
ニーズ、こういうものを十分踏まえながら、今回の対応にさせていただいております。よろしくご理解を賜りたいと思います。
○(
林委員) 当初からのそういう懸念された部分が現実問題となったということだと私は認識しているんですけども、そういった意味で、当初からの囲碁・
将棋コーナーが若干縮小されたというのは現実でもあるわけですので、そういう市民の声があるということを前提として、やはり当初からの計画をすることが、我々、
サービスを提供する側の一つの責任でもあるんじゃないか、役割でもある んじゃないかなと思いますので、今後、またこういうことで市民が利用を常に、いろんな方が利用される部分ですので、当然、柔軟性を持って対応しなきゃいけない部分だと思いますけども、むだのない、そういう配慮をしていただきたいなと思います。
それと、先日も、
ケーブルテレビ等でPRをされておりましたけれども、部分的なPRしかできてないように思いますし、館全体の運営、市民の
サービスの提供の場だということを、また積極的にPRをぜひしていただきたいなということを要望して、終わります。
○(鳥本委員)
歳入歳出全般ですので、
予算説明書のページに沿って若干質問をいたします。
緑色の表紙の11ページですが、
都市防災構造化推進事業費補助金というのが300万円程度上がっております。これは、聞きますと、
防災計画の見直しに対する
補助金だというぐあいに聞いておりますが、今、震度7に対応するために、防災の計画の見直しが行われておりまして、
上位計画との
整合性を図るということで今年度末に本市の
防災計画ができ上がるというぐあいに聞き及んでいるところでありますが、そういったものに対する
補助金としては、今回、これが初めてではないかなという気がします。そういう点で、そういう内容になっておるのかどうか。
それから、今年度、本市は枚方市と共同で
防災訓練を行いました。従来、市単独で
防災訓練をやっている際には、一切の
補助金がないということを聞いておりましたが、両市でこの訓練をやる際には、公的
補助金ということになるのか、市町村振興協会から
補助金が出るやに聞いたんですが、こういった内容があるならば、それは、いつの時点で、どういう形で、どれぐらい入ってくるのかということもあわせてお聞きをしておきたい。これが1点です。
2点目としましては、31ページに、上水道費の負担金ということで簡易水道の施設改良負担金、これ、樫田地域の土地改良事業にかかわって簡易水道施設の改良が図られるということでありますが、次のページでは、樫田地域の土地改良事業が平成10年度に繰り延べをされて、水道管の布設その他については4,300万円余り、その他の事業を入れますと5,000万円程度の事業になっていくんじゃないかなという気がするんですが、そういうものが先延べになっていますが、この負担金と、それから樫田地域の土地改良事業の来年度への繰り延べといいますか、事業繰り延べといいますか、その点の関連がわかればお教えをいただきたい。
3点目といたしましては、開発協力金という形で、公共施設整備基金に約5,000万円をさらに積み込んでいくということですが、ご承知のように、本会議その他でも議論がなされましたが、11月28日に本市を通じて、北の再開発の本組合の設立が申請をされるということで、今年度中に認可がおりて、多分本組合が発足するんではないかというぐあいに言われております。そうしますと、基準日を設定して、これからその他事業が進行していくというぐあいに想定されますが、そういう形で、いよいよこの事業が成功していくというような状況になれば、来年度以降、本市の財政状況というものに相当大きな影響を与えていくんではないかと思います。そういう点で、来年度以降、この北の再開発にかかわって、こういった財政負担といいますか、財政支出が想定されるということが、当然、組合申請と同時に、そういった今後の大きな事業、財政にも、市全体の事業にも大きなかかわりを持つわけでありますから、そういったものは検討されておるのではないかというぐあいに思いますし、そういう状況の中では、この公共施設整備基金も取り壊しされていくのではないかという気がしますので、あわせて、その点もわかればお教えをいただきたい。
以上、3点。
○(奥山
総務部参事) まず1点目の、都市防災構造化推進事業の内容でございますけども、これにつきましては、先ほどおっしゃいましたように、初めてのものでございます。この事業は、平成9年度で創設されたものでございます。従来ならば、地 域
防災計画につきましては、自治省関係でございますけども、今回、建設省の予算をとらせていただきました。そういうところで、3分の1補助という形で、内容につきましては、特に、震動危険度に関する調査、これは地盤特性、それから建築物の特性と、それから、2番目に、火災危険度に関する調査、これは出火要因の多寡とか、地域の延焼性、そういった避難活動の難易、その他地域の特性にかんがみて必要なる調査と、3点を調査いたしております。こういうものを資料といたしまして、今回、現在つくっております地域
防災計画の
災害想定、被害想定をやってまいりたいと、こういうふうに思っております。
それから、2点目の、総合
防災訓練に伴う件でございますけども、これにつきましては、ご存じのように、枚方市と共同でやりました。これは、本来ならば、三島ブロックでやるところを北河内ブロックとやったという、府の中でも初めてでございます。そういった内容をもちまして、大阪府市町村振興協会の市町村振興助成金の申請という形でさせていだきまして、金額につきましては220万円程度が入ってくるというふうに考えております。
○(畠中財政課長) 2点目の、樫田簡易水道への負担金についてのお尋ねでございます。これにつきましては、当初予算におきまして952万9,000円を計上いたしておりました。この工事は、田能地区におきます府道の拡幅に伴います水道の移管移設工事ということで計上しておったものですけども、これの精算が一部ございます。それから、もう1つは、中畑地区につきましての配水管、これの布設工事がございまして、これにつきましては京都市の外畑地区への分水、これを10年度事業でやろうとしておったのを、9年度に繰り上げて施行してほしいという京都市側からの要請に応じて行った。それから、もう1つは、家の新築が二料地区においてございまして、その公道への給水管の引き込み工事、これらが相まって455万7,000円のプラスとなったものでございます。ただ、ご指摘の、樫田地区におきます圃場整備、これとの関連でございますけども、この工事に関しましては直接的には関係ございませんので、よろしくお願いします。
○(
西谷財務部長) 開発協力金の相当分は、ルールの上で公共施設整備基金へ今回積み立てたと。それに関連して、JR北の再開発の今後の事業計画と財政計画との兼ね合いでお尋ねだと思うんですけども、一定、我々も、この再開発については、市の中にあっても非常に大きな事業であり、最重要施策の一つに入っているというふうに認識しております。そういった意味では、今後、これらの事業につきましては、実施計画、ほかにもありますけども、最優先に上がってくるんじゃないかというふうに思ってます。そういう意味では、今までも一定、個々の各年次ごとの数字は申し上げられませんけども、一定内々的には総トータルでこのぐらいかかるだろうと。そのうちで、そしたら公費の部分、組合の部分、国、府がどの程度だという部分を持ちながら、一定算式をしてますけども、これとて、ご存じのように、ことしこそ本組合、ことしこそ本組合という形で、いよいよ今回は3月末ということですので、いよいよ10年度から具体的になるだろうということで、今、これから新年度の予算を今ヒアリングしている最中です。これにつきましても、来年に入りまして理事者査定を受けますので、そういった意味では、今後、これらの数字がある程度固まってくると思いますので、これをさらに各年次ごとにはっきりしたものをいただければ、各年度ごとに、どういった一般財源を入れるんだと。で、そこには、どういった起債なり基金の積み立て等をどう充てていくんかと、そういった中で、今おっしゃっている公共施設整備基金を充てなければならないんかどうかということになります。これは、ほかの事業もありますので、それらのかみ合わせをしながら、起債との兼ね合いもございますし、そういった部分を総合的に見ながら、今後詰めていきたいという時点でございますので、現時点でははっきりそういった数字を個々に申し上げられる現状でありませんので、よろしくお願いいたします。
○(鳥本委員) 1点目の、都市防災の
補助金でありますけれども、これは、基本的には、
防災計画の見直しが終われば、この
補助金というのはもうなくなっていくんではないかなと思いますが、あと、毎年展開しております
防災訓練、そういうものが府下で初めて地域を越えて広域的にやったということから、市町村振興協会から
補助金が220万円程度支出をされるということになりますが、これは、府下で初めてということになりますと、向こうの方としても、市町村振興協会としても、府下で初めて
補助金を出すという格好になるんではないかなと。そうしますと、どういう形で、どれぐらいの規模を、どういう形で
補助金を出すかということについても、いろいろと向こうは向こうなりに作業をして、今後そういった各市の
取り組みが進めば、そういう
補助金が定式化されていくのかどうかということはわかりませんが、そういった情報がもしあれば、お聞かせをいただきたいということと。
それから、樫田の土地改良の問題については、それで結構です。
それから、最後の問題で、いずれにしても、今、
財務部長が答えましたように、JR北の再開発というのは、本市でも最優先事業だと。最優先事業ということは、主要事業の28事業の中で、これが最優先ということになりますと、財政的にも、裏打ちとしては、それが最優先という格好になってこようと思います。そうしますと、他の事業に与える影響も相当大きいのではないかと。また、その事業の進捗にも十分かかわってくると。聞くところによりますと、大阪府としては平成11年が財政的には大変厳しい状況を迎えるというようなことも聞き及んでおりますから、そういう点で、本市でこの検討がなされておる、そういう状況があれば、できる限り速やかに、
総務委員会なり、また議会の適切なところにもそういった資料もあわせてご提示をお願いしたいと思いますが、そういう点で、いや、これは、もう理事者に任せておけと、こういうことになるのか。それとも、議会の方にもそういった資料を十分提供して、今後、意見をいただいていくということになるのか、その辺だけお答えをいただきたいと思います。
○(奥山
総務部参事) 1点目の、実は、総合訓練に伴う助成金でございますけども、これにつきましては、ご承知のように、他市にまたがるものをやったというところで、今回、この大阪府の市町村振興協会の助成金をもらったわけですけども、この助成金のあり方につきましては、さまざまな要因がございまして、ただ、この訓練だけではなくて、他市にまたがる、例えば、高齢化社会の問題とか、あるいは情報化社会、国際化社会、文化行政、スポーツ振興、コミュニティ、こういったものがあります。こういったものにかかわるものにつきましては、ここで助成してもらえるわけでございます。
今後、この総合訓練につきましては、ある程度他市との協議をしながら、定着化をさせていきたいという考えでおります。これは、地域
防災計画の中でも、そういうことを府から指摘されておりますので、ある程度両市の、いわゆる相手市との財政、あるいはまた動員体制、場所、こういったものが許す限りは定着化していきたいというふうに現在考えてはおります。しかしながら、何分にも大規模なものになりますので慎重にせないかんというふうには思っておりますけども、それにつきましても、今後、そういった場合にも助成金というものがもらえるようにも努力していきたいと、こういうふうに思っております。
以上です。
○(
西谷財務部長) 今後、JR北がいよいよ動き出すと、他の実施事業にいろいろ影響を及ぼすんじゃないかという、もちろん、これから入りますと、当然、そういった部分では一定の財源等も必要になってきますので、ないということは言えません。ただ、計画を持ってる実施事業については、できるだけ推進していきたいという部分を持ってます。ただ、このJR北も確かに大きな事業で額も大きいですけども、これが単年度に全部出るというわけじゃございません。ある程度、4年なり5年の中での出入りになってまいりますので、その辺は、 ある程度他の事業、いろいろ見ながら、その辺はできるだけカバーして実施できるようには努力していきたいと思います。ただ、景気等、こういった部分の中ですので、大きな何か変動があれば、それはそれでまた見直す時点があろうかと思いますけども、現状、あるいはそういった条件のもとでは、一定努力してまいりたいと。
資料提供云々につきましては、これは財務だけで決定できない部分もたくさんございますので、関係部、あるいは理事者等とも判断される中で、そういった資料提供ができるという時点になれば、それは、当然、そういうふうにしていかなければならないというふうには思っております。
○(
新家委員長) 質疑は尽きたようです。
これにて質疑を終結いたします。
これより採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
新家委員長) 異議なしと認めます。
これより採決いたします。
議案第87号 平成9年度高槻市
一般会計補正予算(第2号)所管分については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○(
新家委員長)
全員賛成と認めます。
よって、議案第87号所管分は原案のとおり可決されました。
次に、議案第92号 平成9年度高槻市財産区会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
補足説明があれば、これを求めます。
○(
西谷財務部長) 特に
補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。
○(
新家委員長) 説明はないようです。
これより質疑に入ります。
○(鳥本委員) 主要施策の説明書によりますと、土室財産区では土室川のゲートの設置だとか、塚原財産区ではため池その他フェンスの修理だとか、郡家財産区では水路の改修とか、いろいろ書かれております。しかし、これは、財産区が60%の費用負担で、市が40%という格好で報告をされておりますが、どの事業を見ても、ここに書いてあるような事業というのは、本来であれば、市がやらなきゃならん事業のように見受けられます。そういう点で、財産区がやるということになりますと、市は当然40%負担ということで、この事業は展開されていくということになろうと思いますが、他の地域のこういった事業と、財産区を持っておられる地域のこういった事業ということになりますと、財産区で60%負担していただけるということになりますと、市の方は大変ありがたいわけでありますから、その事業を順位を引き上げてでもぱっと促進させていくということに当然なるのではないかなという気がするんですが、財産区のある地域と、それ以外の地域で、こういった事業を検討されて、その順位やとか、そういうものを持っておられるのか、持っておられないのか。いや、ただ、地区から要望が出たら、その都度考えていきまんねんという格好になっておるのかどうか、その辺がわかれば、お教えをいただきたい。
○(
西谷財務部長) 基本的には、全体の予算の中で、それぞれの所管部が、水路とか、農道とか、いろんな事業、あるいは消防も含んであるわけですけども、それはそれで所管部から常々の要望、あるいは施設等の不足について要望が上がってまいりますので、当然、そういった部分を精査しながら、予算等の編成をするわけですけども、今おっしゃってます、そしたら、財産区があるとこは、さらに優先じゃないかということで、確かに、財産区もこれだけの負担をしていただくと。で、今までの経過の中で、そういったルールでやってきておりますので、だからといって、100%、そしたらすべてができていくかというたら、それは一定の精査をしながらやっていきますので、どちらかといえば、そういった我々の一般財源が少しでも軽くて済むということになれば、それなりの部分があろうかと思いますけれども、だからといって、それを極端な形での差をつけながらやっていくということは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
○(鳥本委員) 今ちょっと答弁の中にもありましたが、 消防施設の整備の際に、財産区で、まだそこそこ財産があるところと、もうほとんどなくなって、今度、倉庫だとか、車両だとか、必要な機材をそろえる際に、財産区の負担というのは、なかなか限界を迎えておるというような地域もあるやに聞いております。そういう点でも、本来であれば、財産区が本市のように多くない地域であれば、公費負担というものも十分やられているところもあるやに聞いております。そういう点でのことを考えますと、こういった事業も、また消防施設のそういった事業についても、公の負担において、この事業を展開していくということについても、十分見きわめながら、優先順位というか、事業を検討していただかないと──確かに、財産区があるところは、うちは今年度この事業をやるさかいに市の方でもいうことで、当然、60%出していただけるということがあれば、市の方としても、そんなうまい話ないわけですから、当然その事業をやっていこうということになろうと思いますけれども、その辺も十分検討して対応していただきたいということで、これは要望にしておきます。
○(
新家委員長) 質疑は尽きたようです。
これにて質疑を終結いたします。
これより採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
新家委員長) 異議なしと認めます。
これより採決いたします。
議案第92号 平成9年度高槻市財産区会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○(
新家委員長)
全員賛成と認めます。
よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。
以上で本
委員会に付託されました事件の審査は全部終了いたしました。
この際お諮りいたします。
審査の終結を見た事件については、次回の本会議で
委員長報告をすることになります。この
委員長報告書の作成については、
委員長にご一任願いたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
新家委員長) 異議なしと認めます。
よって、
委員長報告書は、
委員長において作成いたします。
以上で本
委員会を散会いたします。
〔午前10時52分 散会〕
委 員 長 新家末吉...